#呟怖
「パパあ」
幼い我が子の声が聞こえる
「パパあ。こっちよぉ」
そうだ
僕の娘は三歳でこまっしゃくれていて
「パパあ。はやくきてえ」
全く危なっかしい
「危ない!」
唐突な怒号と共に後ろに引き倒された
気づけば
朝の通勤途中
横断歩道の信号は赤だった
僕に
娘はいない
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