呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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ねえ、知ってるか?

小汚い男がニタニタしながら話しかけてきた。

ここはやべえ奴が出没するからな、危ねえぞ。
姉ちゃんみたく美人さんはきいつけろ。

そう言うと男は再び歩き出したが、その後ろ姿に躊躇なく、私は手に持っていた刃物を振り下ろした。

ごめんね、私がそのやべえ奴なの。
#呟怖

どんどん訳がわからなくなってきてるの…私が誰で、ここがどこなのか…

彼女がまた部屋の隅で頭を抱えていた。

君は僕の優しい奥さん、ここは君と僕の家。

やっと手に入れた2人の生活を壊したくないから、自分に言い聞かせるように笑顔で彼女に伝える。
ちゃんと薬の量を考えなくては。
#呟怖 https://twitter.com/couchiyan/status/1148428176068005890 

廃墟探索を終え、出ようとしたとき肩を叩かれた。

見たな?
ねえ、見たんでしょ?

後ろからの声をはっきり聞き取ることができた。

聞こえたな?
ねえ、聞こえてるんでしょ?
無視すんなよ。

肩を握る力がどんどん強くなってきた。
#呟怖

ほんと人間ってのは簡単に死ぬもんなんだな。未だにナイフから伝わってきた感触が手に残っているよ!

彼の興奮は電話口からも伝わってきた。どうやらちゃんと実行したみたいだ。
手袋をはめ、ロープを鞄に入れる。
後は仕上げだけだ。
さぁ、シナリオを完成させよう。
#呟怖

「この鳥居の先はな、とっても楽しいところなんだよ」

そう言えばさ、どんなに嫌がってても、みんな喜んでくぐっていったもんだよ。
そんな上手い話あるわけないのにな。
俺は絶対くぐりたくねえよ、あの鳥居だけは。
#呟怖 https://twitter.com/ibuki0346298/status/1144596890140307456 

今日も彼女は美味しそうに肉を食べていた。
その顔は幸せそのものである。

「仕事がめっちゃ上手くいったから、 自分へのご褒美なんです!」

輝くような笑顔にこちらまで嬉しくなってくる。
食べてしまいたいほどに。
#呟怖 https://twitter.com/usagamisousuke/status/1144065911344619520 

私にはお父様もお母様もいないのです。
2人とも私の前から突然消えてしまったのです。
悲しいことに、どうして消えてしまったのか私は今でも分かっていなのです。
でもあの日食べた美味しいお肉の味は不思議と覚えているのです。
#狂人日誌
#呟怖

お母さん、言ったわよね、嘘ついたら針千本だって!

母の甲高い声がリビングに響く。

あなたもお兄ちゃんみたいになりたいの?

兄を指差し、母は言った。
僕は兄を見て、怖くなり首を振った。

じゃあ、正直に言いなさい!窓を割ったのはあなたね?

母のすごい剣幕に僕はただ黙って頷いた。
#呟怖

パパがお外にいるよ。

娘は私の腕をひっぱりドアまで連れていった。

あれ?いなくなってる。どこいっちゃったんだろう?

娘は困ったような顔をして私を見上げている。

ただいま

そう耳元で囁かれた時、背筋に冷たいものが走った。アイツがまた帰って来てしまったみたいだ。
#呟怖 https://twitter.com/couchiyan/status/1143594436003106816 

朝息苦しさで目が覚めたら、目の前に無表情の彼女の顔があった。

なんだ、目覚めちゃったのか。

彼女は一言そういうといそいそと部屋から出ていってしまった。

#呟怖

窓を外から叩く音がする。
恐る恐るカーテンを開けると暗闇に光る目玉が浮かんでいた。

言ったろ。お前をずっと見てるって。

アイツの言葉が頭の中で反響して頭痛が酷くなってきた。

追いかけてくるなら逃げるしかない。

そう自分を鼓舞して、スコップを握る手に力を込めた。
#呟怖

【観察記録】
装置の力は本物のようである。
設置して半月で既に5人の死者が出ている。
内訳は飛び降り4件、首吊り1件である。
要観察だが、私自身この装置の威力にいつまで抗えるか分からない。
最近、あの装置の観察をしていない時でも呼ぶ声が聞こえるのだ。
この声に皆呼ばれたのであろう。
#呟怖

僕の母は僕に対して非常に強い憎しみを抱いていたが母は優しい人だったので直接僕に対して暴力を振るったり口汚く罵ったりすることはなかった。

だからお前のことが憎かったのよ

これが母の最期の言葉だった。
僕があの夜見た白装束の母の姿は見てはいけない姿だったようだ。
#呟怖

友人から貰ったBluetoothのイヤホンがどうもおかしい。
曲を聴いている最中に必ずノイズが入り、しかもそれが女の呻き声みたいで気持ちが悪い。
どういうことなのか友人に尋ねたら

押し付けて、ごめんな。

とLINEが来て以降、彼と連絡が取れず、そして確実にノイズが酷くなっている。
#呟怖

不思議な話なんですけど、亡くなった母が今でも近くにいる気がするんです。

優しく微笑みながら彼女は言った。

愛されていたんですね。

そうだといいんですが。

ゾクッとするような笑みを浮かべながら彼女が答えると

オマエナンテキライダァァァ

彼女の横にいる黒い影が絶叫した。
#呟怖

夢を見た。
自分が死ぬ夢だった。
誰にも言えないし、言わない。
今度こそ正夢にしたいから。
#呟怖

雨が窓に当たる音だとばかり思っていた。
だけど音はどんどん強くなる。
だから僕は気づいてしまった。
顔上げちゃいけない。
もし気がついたことがバレたら、きっと僕もお兄ちゃんみたいに消えちゃうと思うんだ。
だって今日は僕の誕生日でお兄ちゃんと同じ年になったばかりだから。
#呟怖

いらっしゃいませ。

か細いながらも凛とした声に迎えられた。

お客様、随分とご苦労なされたのですね。贄というのは辛い役割ですものね。次の転生先がお決まりになるまでゆっくりとお過ごしくださいね。

そんな言葉をかけられて私の目から涙が溢れて止まらなかった。
#呟怖 https://twitter.com/11Airou/status/1133350267334774784 

カーテンが揺れている。
閉めたはずの窓がまた空いていた。
彼女がまた飛び降りたようだ。
もうとっくに、終わっているのに。
彼女が外から恨めしそうに僕を見ているが構わず窓とカーテンを閉めた。
#呟怖

僕の家にいる幽霊はすごく良い奴だ。
つけっぱなしの電気を消してくれたり、洗剤の補充をしてくれたり、おまけに飯まで作ってくれたりする。
だけど最近、あいつの作る飯の味が変わった気がする。
それに関係ないとは思うけど、飯の味が変わってからずっと体調が悪い。
気のせいだよな。
#呟怖

窓をノックされる音で、目が覚めた。
ここは13階だから、窓をノックすることなんて、不可能なはずだ。
恐る恐るカーテンを開く、何もいない。
ほっと胸を撫で下ろしたその時、

こっちよ

髪の長い女に後ろから肩を叩かれたところで目が覚めた。

何だ、夢か

後ろから声がした。

夢じゃないよ
#呟怖

びっくりするほど仕事が終わらない。
それもこれも殺人的な仕事量のせい。
ここ5年くらい仕事量がえげつなく増えた気がする。
働き方改革なんて何処吹く風。
でも、呪うのはほんとにコスパいい仕事なの。
人を呪わば穴二つって言うでしょ?
一石二鳥な美味しい仕事だから止められないのよね。
#呟怖

疲れきって彼女と一緒に暮らす家の玄関を開ける。
リビングからは夕飯のいい匂いがする。
「先に風呂入ってくる。」
そう言って、風呂場へと向かっている最中に彼女が今日から1週間ほど出張であることを思い出した。
#呟怖

どんなに暑くても僕はしっかりと毛布を被って寝る。
被らないと何かが足元から這い上がってくるからだ。
厄介なことに被り忘れる度、少しづつ何かは這い上がってくる。
この前うっかり被り忘れたとき、僕の腰のあたりまで這い上がってきた。
今度被り忘れたとき、僕は一体どうなるのだろう。
#呟怖

さ…がし…て…娘は…ど…こに…い…るの…

この街では夜になると白いワンピースの女が娘を探して彷徨う。
しかし、彼女の娘は私の横でスヤスヤと眠っている。
私から全てを奪った罰だ。
永遠に苦しめばいい。
#呟怖

ねえ、ママ!お外が光ってる!
ねえってば!ねえ!

あれ?ママって誰だっけ?
#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1127878219082780674 

境内に響く咀嚼音。
今日も釣れた。
可愛い猫の格好をすればホイホイと着いてくる。
撫でさせてやってるんだ、これぐらい安いだろう?
#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1125775974753132544 

人の心がね、離れていくのが怖いの…

理由を尋ねた私に彼女は少し悲しそうに答えた。

痛い思いをさせるのは可哀想だけど、小さくすれば、ずっと一緒にいれるってママが教えてくれたの…

そういうと彼女は愛おしそうにかつて母だったであろう肉塊を撫でていた。

#呟怖

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