呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

学校の一階の廊下を、巨大な蛇の身体がズルズル這いずる夢を見た。
その翌日から四日間、一階の廊下で転ぶ生徒が続出。転んだ生徒達は全員、足に蛇が巻きついたような痣が出来ていたらしい。
#呟怖

人混みの中、うっかり人にぶつかりそうになった。謝ったにも関わらず、相手のDKは舌打ちしたうえ、肩をぶつけてきた。その男を尾行し、人気の無い階段まで来たところで背中をドン!微動もしない糞ガキに、とりあえず謝ってはおいた。
「ごめんなさーい、屑には我慢出来ないタチなんです(笑)」
#呟怖

古くから学校に伝えられている「七不思議」には無闇に近寄るべからず。しかし、それより注意すべきは“新しい七不思議”かもしれない。なぜなら、まだ口裂け女の様な対処法を誰も知らない、そもそも知ってる者が存在しない怪異や、これから生まれる噂の主人公となる犠牲者は、もしかすると……。
#呟怖

街角の電柱や電線に止まる鴉に、「この人のことを教えてください」とIPアドレスやTwitterのユーザー名、掲示板のURLと書き込みの投稿日時・名前を書いた紙と一緒に、餌をそなえるおまじない。
それが流行り始めてから、ネット上の荒らしや誹謗中傷、ストーカー等が減り始めた。時には本人ごと。
#呟怖

墓地にチョコをそなえた夜、肋骨にハートのチョコを抱えた骸骨が星空を翔んだ。
#呟怖
#ハッピーバレンタイン

授業中、居眠りをしていたらノックされた。
机の中から。
#呟怖

公園で自撮りした写真の背景がずれていく。

今日は横断歩道まで来た。
#呟怖

十字路を歩いてたら、行く手のマンホールの中からノックの音が、

取り囲まれた。

#呟怖

ブランコに乗ってた子が消えた。
#呟怖

天井から女の髪の毛が落ちてくる。
#呟怖

トイレの前の手洗い場の蛇口から血が出る。
本当か嘘か、蛇口から水を出そうとした瞬間、背中に鎌が突き刺さった。
そのままトイレの中へ引きずり込まれる刹那、血まみれの手洗い場が瞳に映る。

ああ、あの噂はこういう事だったのか。
#呟怖

夜、「止まれ」の路面標識の「ま」の字の丸い部分を踏むと足が動かなくなる。後で足首を見ると手形がついていた。
#呟怖

ある学校の校庭には時々“罠”がある。それは白い魔方陣で、1時11分などのゾロ目の時間や夕暮れ時、夜明け前の時刻に足を踏み入れてしまうと異世界に堕ちたり、幽霊や魔物に体を取られてしまう。また、黄昏時に学校の屋上から校庭を見ると、巨大な魔方陣が出現するのが見えるらしい。
#呟怖

ある学校では、一番最後に登校した時、注意しなければいけない事がある。自分の下駄箱に、ちゃんと自分の上履きがあるかどうかだ。もし名前が書かれていない上履きがあったら絶対に履いてはいけない。その靴を履いて自分の教室に行こうとすると異次元の学校に迷い込み、二度と下校出来なくなる。
#呟怖

トラックの中から一瞬、「僕を食べて僕を食べて僕を食べて!」と大勢の叫ぶ声が聞こえた。
#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1221941773481607168 

学校の理科室にはなぜかパンダの剥製がある。年に一度、七夕の夜になると剥製のパンダが動き出し、正面玄関に飾られた笹の葉を食べに来る。また、パンダに悪戯をした者は、この日に必ずパンダに半殺しにされるという。

#呟怖

月夜の晩、音楽室のピアノがひとりでに鳴る。その音色が響き始めると、中庭の花壇に咲く花達が歌いだす。鍵盤の楽奏と歌声を聞いた者は誰もが中庭へ誘われ、花達の仲間入りをせずにはいられなくなる。

たとえ歌っているのが、花壇の下に引きずり込まれて人間植木鉢になった犠牲者だとしても。
#呟怖

学校には「鬼ごっこクラブ」という部活動がある。YouTubeの実況配信や参加者募集の企画を催しながら鬼ごっこをして遊ぶクラブだが、実はこの部にはもう一つの顔がある。ゲームの時に現れる、“あるはずの無い教室や廊下”を探検する事だ。鬼ごっこが終わるまでにそこから出られれば帰れるが……。

#呟怖

南校舎の四階女子トイレには、真っ赤な便器がある。昔、幽霊に殺された少女がいた。学校の七不思議の一つ、首のない人形を抱いた女の子の怪談にちなんでひとりかくれんぼをして遊んだために、頭を取られてしまったのだ。それ以来、彼女の血の手形が便器に現れるので真っ赤に塗装されたという。

#呟怖

学校の南校舎四階の一番端にある教室の黒板には、夜になるとバラバラにされた人間の体が釘づけされている。昔、その黒板に兎の惨殺死体が磔にされる事件があった。犯人は数日後に行方不明になり、今も見つかっていない。

……いや、その教室の黒板で時々、夜に目撃されている。

#呟怖

「夜道に注意穴みたいな影を見つけたら絶対に踏まないで!!本当に落ちます」

「××市の×丁目の路地には気を付けて!!暗闇に飲まれる人続出!!」

「今、夜道で変なのが歩いてた(((;゚Д゚)))」(このTweetを最後に垢主は消息不明。)

20XX年。行方不明及び変死事件多発の都市部より。

#呟怖 https://twitter.com/keiji19990514/status/1144240971686637569 

その花を写真に撮った時、奇妙なものが一緒に写っていた。
花の下の地面に、幻の様に透明な髑髏が、ちょうど眼窩や鼻孔、顎に並んだ歯列の隙間から花が生えている形で浮かび上がっていたのだ。

──みんなは何を知っているの?
#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1139146277440983041 

あなたの後ろ

#6文字でホラーを書け
#呟怖

青く澄んだ水の中、月光に輝く水面の下で、気儘に泳ぎまわる魚影を下から羨望しながら、もう眼球の無い眼窩に、懐かしい水が滲んだ気がした。
#呟怖 https://twitter.com/moon04cat/status/1136559482081648640 

陰鬱な田んぼ道を歩いていた。
青空も夏の陽射しも、全てが暗く、憂鬱な色をした世界の中、不気味な者達の姿が映る。
白い服の女。首の折れた人。四肢の捻れた男。田んぼの中の人影。
それらから視線を逸らし、ふと足元を見た時、思い出した。自分がもう、知っている世界には帰れない事を。
#呟怖 https://twitter.com/moziyuri1227/status/1135806684650016768 

夜明けの晩に…

東京の様な光溢れる町でも、夜に遊ぶ子供は隠し鬼に攫われる。(柳田国男)

永遠に終わらない夜。朝が来ることのない闇の世界より、夜の子供達は今夜もまろび出る。

鬼はもう此処にいる。
あとは、“隠れん坊”が来れば良い。

ほら、靴音が聞こえてきた。

#呟怖 https://twitter.com/SonarsonarW/status/1136262713896652801 

ボール注意報が発令された。警報が町中に響き渡ると同時に、大小様々なボールが何処からか現れ、転がり、弾みながら逃げ惑う人々や車を潰し始める。悲鳴や断末魔が響く中、僕は路地裏に隠れて襲撃の終了を待ち続けた。先ほど、小さいボールの豪速球に顔を潰された友人の傍らに震えて蹲りながら。
#呟怖

炎天下、500円硬貨が自動販売機の下に落ちてしまった。我が身の不幸に、「いっそ溶けた方がマシだ!」と太陽に悪態をつくと、突然町中が溶け出し、人間まで力無く酷暑を呪いながら溶けてしまった。全てが終わると自分と自動販売機だけが荒野に残され、喉の渇きも癒やせず俺は途方に暮れた。
#呟怖

近所に嫌いな人間がいた。顔を見るのは疎か、声を聞いただけでも苛立ちが湧く。炎天の昼、何気無く外を見ると、そいつが家の前で倒れていた。反射的に電話しようとしたが、すぐに考え直して窓際から離れ、救急車のサイレンが来るまで音楽を聴き耽った。そのお陰で、苛立ちの種は永久に消えた。
#呟怖

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