呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

近未来。女子高生たちが読む電子書籍雑誌。男性アイドルのグラビア。三次元写真。勃起したときと平常時。長さ、太さ、固さの表記。前から。横から。下から。きゃあきゃあ。遠くから男子高校生たちが見つめる図。#呟怖

小吉は、三年寝太郎と呼ばれている。三年間、目がさめなかった。両親も、それなりに老けたし、きょうだいも成長している。それよりも、気になる夢を見ていた。この村を取り囲む、巨大な黒い影が見える。あれはなんだ。尻尾の先が割れた猫と、きつねつきの少女だけが仲間だ。冒険の旅が始まる。#呟怖

角の弁当屋が、再開していた。火事をおこして休業していた。灯りが、暗い通りにこぼれている。外に出た。店員と、何を話したのか。今のことなのに、思い出せない。おにぎりを握っていた。振り返ると、真っ黒い焼け跡がある。焦げた臭いが強い。手の中でカリカリと何かが砕けた。#呟怖

#呟怖 元カレが、サイフひろって。小銭が、数枚しか入ってなくて。でも、十円も、百円玉も、どれも、これも、昭和の70年代の数字しか、入ってなくて。本物、そっくりで。なに、これ、マジ、ヤベえ、ニセガネじゃねえのって。警察に届けるかって、いってて。それから、あいつ、いなくちゃったんだよ。

ぬばたまの夜はやさしき事故物件ひとり帰ればおかえりの声

#短歌 #tanka #jtanka
#呟怖

本家は、地元の庄屋さんだった。大きな屋敷だった。長い廊下を直角に曲った先に、便所がある。曲がり角の壁に、今、思い出せば、能面の深女が飾ってあった。頬の窪みの影が笑っているように見えた。昼と夕方、夜では照明によって、表情が変わる。子どものころ、ひどく怖かった。#呟怖

ウルトラマンオーブ
「写真を撮ると、白い光の球体が、いくつも」
怪獣墓場

#呟怖

ハムエッグサンド。ハムがサンドイッチの隙間に卵を産んでいた。

#呟怖

「件が歩いていった!」
「コミケ帰りか」

#呟怖

「青い馬が走って行ったぞ」
「道路交通法違反だろ」

#呟怖

板前のおやじが、ドジョウひげを震わせて叫んだ。「柳川鍋を食ったのは、お前だな」包丁が光った。

#呟怖

秘密のパーティ。大きなワイングラスのカタチをしたガラスの容器。赤ワインが入っている。全裸の女の子が浸っている。グラスを持って、飲みたいものが汲みに行く。しばらくすると、だいぶ量がへった。もうすぐ見えそうだ。しばらくたった。量がいくらか戻っていた。残念。少しなまぬるかった。#呟怖

おじいさんは町へリハビリに、おばあさんは病院へおしゃべりに。大きな桃だけが、どんぶらこと川を流れていきました。

#呟怖

日本髪の女性の斜めの顏。筆ですっと線を引いているだけだ。それなのに、首に頭部が乗っていないことがわかる。ぞうっとした。忌まわしい妖気があった。今にも、すうっと蛇のように、夜へ延びるかもしれない。どこで見たのか。見つからない。昨夜は、たしかにあったのに。
#呟怖

「そこに潜むもの」

友照らす懐中電灯ひとつだけ廃墟の床に影がないけど

#呟怖
#一行怪談
#姑獲鳥の涙

「シンカー(沈みゆくもの)」

日本語のきこえてこない商店街わたしはどこの国にいるのか

#呟怖
#一行怪談
#姑獲鳥の涙

「ひまわり」
ようやくに敵に追われてこの地まで首うなだれるひぐるまの族

#呟怖
#一行怪談
#姑獲鳥の涙

「水の中へ」

渚へと消える足あとくねりつつ松の林に青蛇の衣

#一行怪談
#呟怖
#姑獲鳥の涙

「物音ひとつしない空間」

万緑の鳥居かたむき一面の爛れるがごとただ曼殊沙華

#一行怪談
#呟怖
#姑獲鳥の涙

「見えない底」
なんだよきみも死んだのか廃ビルの階段をどこまでもいこうぜ

#一行怪談
#呟怖
#姑獲鳥の涙

「何もない水槽」
そこに指さき入れるとね変なかたちの爪が生え ほら見てよ

#一行怪談
#呟怖
#姑獲鳥の涙

「道端の花」
落ち武者を
なぶりごろしの
つぎつぎに
つれていかれる
村の子どもら

#一行怪談
#呟怖
#姑獲鳥の涙

「穏やかな小川」
ほほえみて蛙は流れ寂滅へ水かきの手の小さき玉を

#一行怪談
#呟怖
#姑獲鳥の涙

マッチ擦るつかのま海に身ヲ捨テタ兵士ハ帰ル祖国ノタメニ

#一行怪談
#呟怖
#姑獲鳥の涙

海を知らぬ少女の前にドザエモンノワレハリョウテヲヒロゲテタテリ

#一行怪談
#呟怖
#姑獲鳥の涙

「黄昏時」

おそくまで遊んでいてはいけないよすれちがう人みなかおがない

#姑獲鳥の涙
#一行怪談
#呟怖

#呟怖 いきなりパソコンの画面が、真っ暗になった。暗黒の中、星が、逆卍の軌跡を何度も描いた。「ただいま再鬼道しています。」しばらくすると、彼の声明が発表された。「ただ、いま、より、わが国、は、非常事態、を宣言、します」

「気掛かりな事」

友だちの体育すわりの赤 ブルマ立ち膝の上こびと三人

#呟怖
#姑獲鳥の涙
#一行怪談

水槽の金魚のごとく少女らは羊水にうき笑うくちびる

#姑獲鳥の涙
#一行怪談
#呟怖

「夜明け前」

おひさまの登らぬ前におづおづと散歩してみる地縛霊くん

#呟怖
#姑獲鳥の涙
#一行怪談

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