呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

いつでも笑顔でいたいんだ

悲しいときも
つらいときも
僕は笑って明日を迎える人生にしたいんだ

でも

人生は残酷さ

突然の別れ
君の柩の前でいつまでも泣いたよね
それも今日で終わり

君が今際の際にくれた言葉
「またね」

その言葉を胸に抱き僕は明日へと踏み出す

君の愛した笑顔で
#呟怖

いつものところ
いつものように
あなたが来るのを待っている

貴方は私が見えないようだけど
そんなの関係ない

素敵なランデブー

二人の時間
誰にも邪魔させない

なに?
誰よその女!
許さない..
絶対に..

昼のニュースです
歩道に車が突っ込むという事故がありました
犠牲になったのは...
#呟怖

故郷を離れ
旅を続け幾星霜

山に分け入り
谷を越え
川を渡り
日輪と宵闇が交互に廻る

どんなに険しい道を行こうとも

ぴたりと付いて来る錫杖の音

何時まで...何処まで付いて来るのか

あの壷は何だったのか

そしてあの行商人は...

里に残した妻子を想いながら

男は今日も道なき道を行く
#呟怖 https://twitter.com/tsubukowa/status/1049157887237312512 

行き倒れの老人を助ける為
猿は木の実を
狐は魚を
兎は自らの身を火に投じ老人を助けようとした

兎の捨て身の慈悲を見た帝釈天は、兎を月へと昇らせたという

黒焦げの兎が地表を月から眺め何を思うだろう

地上への憧れ?それとも孤独?はたまた恨み?

月光の妖しさの原因はこれかもしれない
#呟怖

あの声が聴こえるたび伸びる
切っても切っても伸びてくるのだ

病院で精密検査もしたが
顔の骨から直接生えてくるらしく、どうにもならないらしい

耳を塞いでも聴こえてくる声
何で私なの?何を言ってるの?

『ああぁぁっぁぁあぁぁあぁあぁっ』

意味不明な声の世界に支配される気がした
#呟怖 https://twitter.com/nonokue_no_e/status/1047358072010596352 

生きたい..
生きていたかった..

娘誕生の知らせを聞いて、病院に向かっていた矢先の事故だった
彼の生への妄執は
生を妬む存在に変質してしまい
今日もトンネルで次の獲物を待ち受ける

一台の車が通りすぎていく

【CHILD IN CAR】

車のステッカーを視認した瞬間
男の頬に一筋の光が流れた
#呟怖

改札口で君のこと
ずっと待ったものでした

電車の中から降りてくる
君を探すのが好きでした

あれ?この歌俺のこと歌ってるのか?

まぁ、この後は違うけどね

改札からでた君の後を

俺はずっと、ずーっとつけていくもの

部屋の灯りが消えるまで....

#呟怖

万病に効くという薬草がある
根は老女の顔になっており
引き抜くと絶叫とともに聞いた者の命を奪うというのだ

そう、マンドレイク
別名マンドラゴラとも呼ぶ

マンドレイクは謎が多い
成長過程を見た人間もいないのだ

だが見つけた!これがあの草になるとは..
調べたい!探究心に負けた私は..
#呟怖 https://twitter.com/magma_maniac/status/1044049753154105344 

残暑が去り、肌寒い季節になった

柚子の香りが広がる浴槽に足を伸ばす
充足感に包まれた

ぷかりぷかりと浮かんでいる柚子が1つ、2つと浴槽に沈む

おかしい

沈んだ柚子を1つ拾い上げ、持ち上げる

ひっ!目玉だ!!

血の海地獄へようこそ...
翌日、浴室に浮かぶ男の遺体が発見された
#呟怖

「秋彼岸」

墓参りに訪れた
生憎の雨であったが、雨露に濡れた彼岸花が綺麗に咲き誇っている

そこここから上がる線香の煙と香りに包まれながら先祖の墓を目指す

先客がいる
妻と息子だ

自分の墓に手を合わせる二人の後ろで
私も手を合わせる

すまない...
もどかしさを感じながら踵を返した
#呟怖 http://pic.twitter.com/dbNMLFPue0

怪異とは何処からやってくるのだろうか

電信柱の暗がり

あるいはトンネルの中

そこかしこに怪異は存在する

ほら...

あなたの後ろにも...

ではまたお会いしましょう

その時まであなたに灯火があらんことを...

フッ.....
#呟怖 https://twitter.com/tsubukowa/status/1038986593313284097 

チャッ...トン...

牌を切る音が心地好い

卓を囲んで何時間になるだろうか

気心知れた仲間との麻雀は
一番の楽しみだ

さぁ、次でオーラスだ!

暗く陰気な空気漂うこの廃屋の一室で

俺は見てしまったんだ

ひとりでに動く牌と
牌を切る音を...

チャッ...トン...
#呟怖

#呟怖 (#返怖 可)
居間で一人茶を啜る

不味い...

もうあの旨い茶を飲むことは出来ないと染々感じる日々だ

お前が居ないと靴下の場所も栓抜きも場所も分からないなんて

駄目な男だなぁ

どうせなら一緒に...

考える度、決まってやってくる
白梅香の薫り

お前の声を聞いている気がした

夜来香の芳香が辺りを包む

息を切らせ登った山の頂より
古戦場を見渡す

国破れて山河ありの感慨を覚える

漂う濃霧が夜空にぼんやり輝くプレセペ星団に
吸い上げられていくように見えた

あれは古強者の魂だったのかもしれない

谷を通る風音は怨嗟の声か

古の戦より幾星霜

今を生きる
#呟怖

雲一つないスッキリと晴れ渡った空

帰郷した足で向かったのは今年で役目を終えた分校だった

当時は広く感じた校舎も校庭も
意外なほど小さく感じた

校庭に伸びる自分の影
ジッと見つめ空に送る

青空に白い影が2つ浮かんだ

帰ってきたよ
#呟怖

顔がない

顔がないのだ

右手で頬に触れようとするが、空を掴む

顔がない....

では今私が見ている光景は何だ?

ヒンヤリとした冷気と微かなモーター音が聴こえる

扉が開く

扉が開くと同時に頭上から光が注ぐ

顔の周りには缶ビールや雑多に詰め込まれた食べ物が見える

ここは...
#呟怖

愛しい貴女

花に包まれ逝くがいい

芳しい香気漂うこの場所は

貴女の最後に相応しい

欠けた月に妖しく照らされ

魂は昇華していくことだろう

純白の花が深紅に染まる

さぁ、盛大に送ろう

紅のレクイエム
#呟怖

恐ろしい夢を見た

古めかしい壺に蛙や百足
蛇などがうじゃうじゃと蠢いて
互いに食らいあっている

その壺に私は落とされるのだ

足や腕
顔にも蛇やら百足が這い回り
体を蝕まれていく

恐ろしい夢を見た

古めかしい壺に.......

#呟怖

何千...
いや、何万回この橋を渡っただろうか

幼い頃
スキップしながら渡ったあの日

恋に破れてトボトボと歩いた帰り道

娘が産まれた時に病院へ走った時も

そして長年連れ添ったお前の葬儀の時

この橋は
私の人生を見守ってくれた

渡るのは今日が最後だ

黒塗りの車が橋を通過していく
#呟怖

三人の声が聴こえる

毎夜決まって10時にやってくるその声が
私に時間を教えてくれる

この世界には時間の概念がない
痛みも、空腹も、夏の暑さも、冬の寒さも感じない世界

肉体を失ってからの私は
空虚な世界をただ漂っていた

でも出会ってしまったんだ
画面の中から聴こえるその声に

#呟怖

「...マン新しい顔よっ!!」

幼い頃見ていたアニメを思い出す

そうか!あの人に振り向いてもらうには顔を変えればいいのよ!

新しい顔....新しい顔....

包丁を握りしめ
女は夜の街に消えていった
#呟怖

熱帯夜

睨め付く視線

肌涼し

#呟怖
#呟俳句

ゆらりゆらりとゆらめいて
薄暗い舞台で私は踊る

糸などなくても私は踊れるのよ

綺麗な夜ね
さぁ、一緒に踊りましょう

これが最後の夜だから。

そう
私はダンシングドール
#呟怖

茜色に空が輝いている

学校の屋上から眺めるこの光景が
私は大好きだった

街全体がキラキラと光に包まれていく

だが、その輝きは一瞬だ。
夜の闇が追いかけてくる

その儚さも私は好きだった

さて、何回目になるんだろう
何度も同じことを繰り返すうち忘れてしまった。
身を投げた理由すら
#呟怖

ふふ...ふふふっ...

袖を口元の当てながら
女が笑う

「この鬼女めっ!
 幾人の男を籠絡し、その手に掛けたか!」

事前に判ってるだけでも5人の男が
消息を立っている

問いに答えずただただ笑う女に向かって
男が刀を抜き放ち斬りかかる

ビュッ

空を切る刀
女は消えた

満月の夜のお話
#呟怖

深緑が一面に広がる世界。

私は2日前に足を踏み入れた。
この世界から消えたかったのだ。

あれほど決意を持って踏みいったのに、心が揺れ始める。

帰りたい!そう思ったのは半日がたった頃だった。

そして今。ここの住人は私を帰す気は無いようだ。

迷い道くねくね。
#呟怖

ギギギ...ギギギッ...ギギッ...

丑三つ時になると毎日聴こえるこの音に、俺は正直参っていた。

古い家なので家鳴りかもしれないが、いつも決まった時間におこる怪音に首を傾げる毎日だ。

ギギギ...ギギッ...

今日も聴こえる。

気のせいだろうか。。日を追う毎に音が大きく聴こえるんだ。
#呟怖

境内に桐箱がひとつぽつねんと置かれていた。

月光に妖しく照らされた桐箱は、ふいにカタカタと音を立てて揺れ始める。

カタカタ カタカタ ガタン。

蓋が開いた。

恐る恐る中を覗いてみる。

お面?

苦しみを訴えかけるのようなその面は、デスマスクのようにも見える。

あっ。。
#呟怖

私が最後に見た光景。
降り下ろされる鉈の煌めきと血走った男の目。

私が最後に聴いた音。
雨音に混じる男の奇声。

私が最後に嗅いだ匂い。
夏草と土の匂い。

誰か私を見つけてください。

今日もここで立ってます。

#呟怖

愛犬が亡くなった。
15年の思い出が次々と浮かんでは消えていった。
徐々に失われていく温もり。
うしろ髪を引かれながら、自室にあがる。
暗闇の中、微かにでもハツキリと聴こえる音。
あの子の爪の音。聴き違えるはずはない。
迷わず逝ってほしい。
願いはただそれだけだった。
#呟怖
#実話怪談

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