呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

参加メンバーはこちら

呟怖.ORGと参加について

秩父の峠道をドライブ中、倒木でUターンせざるを得なくなり戻る際に助手席の友人が語った話。
「車から降りて確認したとき鹿がいたよ」と言うと。
いや、あれは違うと思う。
だって"鹿"は『あんな顔で笑わない』と思うから。

後日、友人にその話を切り出してみたら全く覚えていないそうだ。
#呟怖 http://pic.twitter.com/oAnVJZ1zGD

普通の倒木とはどう違うのかと聞けば
とにかく真一文字、道の端から端まで塞いでいるのがいけない。
ソレを無視して先に行ってもロクな目にあわんよ。
他にも入ってはいけない土地やその見分け方、魔除けのまじない、山の機嫌の見分け方などがあるとのこと。#呟怖

そう言えば、と友人から聞いた話。
山道を歩いていて倒木が真一文字に道を塞いでいる。そんなときは来た道を戻りなさい。
潜ったり乗り越えられそうでも先に行ってはいけない。
「それは山のモンがそうしているのだから」
山菜採りが趣味のご両親が炭焼きをしていたお爺様に聞いた話だそうだ。#呟怖

というはなし。
コンビニバイトのお兄ちゃんも
「マジはじめて見ました!生きてる人かってくらいくっきりと!
後ろにピッタリくっついて袖つかんでるんだもん。」
生きてる人とは思わなかったの?
「うん、だって!
顔 はんぶんなかったし」
そりゃあね・・・。
#呟怖

道中、お堂で休憩したことを伝えると。
「もうすぐ日も暮れるので山道は避けて高速道路で帰りなさい」と。
寺を後にコンビニまで戻ると先ほどのおばちゃんが
「あぁ、よかったわ。お寺に行ってきたのね」
聞くと、背中に女がついてまわっていたらしい。
「もうあの道を通っちゃダメよ?」
#呟怖

寺に着き駐車場へ車をとめる。
すると長い石段の上で手招きする人がいる。
どうやら住職らしい。
「ま、ま、とりあえず中へ」
お茶菓子などをいただき、しばし歓談。
「こちらへは観光ですかな?××峠を通って?あのあたりで何処か立ち寄られましたか?」
などと聞いてくる。
#呟怖

「この先に◯◯寺があるんだけど
行ってみたらどうかしら」
聞いたこともないような寺をすすめてくる。
ガソリンスタンドで給油し道に出ようとすると店主が走ってきて
「お客さん、◯◯寺ならあちらですよ」
などと言う始末。
ならばと思い寺へと向かう。
#呟怖

ドライブ中とある地方の集落へさしかかった。
途中に立ち寄った道の駅、お土産屋、コンビニのおばちゃんまでも口を揃えてこう言った。
「何処からきたの?あの道を通って?」
何故か私が通った道をいい当てる。
#呟怖

汗をかいたのでシャワーを浴びた。
シャワーノズルから急に熱いお湯が出て「あちいなー、もう!」などと文句を云いながらツマミをいじっていると。
(ほんっと、あついよね)
背後で女性の声がした。
男しかいない職場にて。
#呟怖

あのひとがわたしにくれたもの

大きなお家と広い庭
やさしくて大きな白い犬とちょっとわがままな子猫

そしてこの ”やりばのない恨み” 

ごめんね、あなたにはなにも残してあげれない

大きいおなかと一緒におちる

あのひとのこどもなんて残してあげない

#呟怖

夕焼けの彼方へと続く階段。
吸い込まれていくそのさきへ行きたくて、足を踏み出した。
「やめておきな、お前の期待する所へなんて行けはしないさ」
耳元で誰かが囁く
「死ぬわけじゃない、ただ消えるんだ。みんなの記憶から」
ああ、それが望みなんだ間違えてこの世へ出てきた僕の。
#呟怖 https://twitter.com/gumshutup/status/1017825298354565120 

ここも人が離れ、寂れるいっぽうじゃ

祭りもいつまで続けられることやら

さらには「ここ」のことをなんも知らん奴が物見遊山でやってきよる

いまいましいことじゃて

おや〇〇さま、あの娘が気に入りましたか?では早速。

『尋ね人 x井x子さんが〇〇村で行方不明となりました・・・」
#呟怖

信号待ちの車中にて。
歩道橋を渡る、中年のおっさん。
信号を確認したあと、また目を戻す。
歩道橋を渡る、さっきのおっさん。
同じおっさんが何度もとおるのをぼんやり眺める。
ルームミラー越しにこちらを見つめる女性と目をあわさないように。
#呟怖

伝染る話を貰ってしまった。
ああ、これは誰にも相談できないヤツだ。
#呟怖

タクシーでの出来事。車内に乗り込み行き先を告げる。
しばらく走っていると、こちらを気
にしているのか、ルームミラー越しに運転手と目があった。
「お客さん、お連れの方は・・・。」
ツレ?私は最初から一人だ。
そう告げるとルームミラーを曲げてしまった。
運転手さん、何を見たんだい?
#呟怖

先日、夜に帰宅すると
「すみません、ちょっと暖まらせて貰っていいすかね?」
と、声をかけられた。
振り返ると一匹の三毛猫が車の下に潜り込んでいった。
翌朝、車にむかって声をかける。
「おはよう、車だすよ」
這い出てきた猫に見送られ仕事に向かう。
友人宅での冬の出来事。
#呟怖

休止線といういわゆる廃線。
電車が通らなくなって久しいのだが
ご近所のかたにきいてみると
「深夜に汽笛の音がする」
「散歩で通りかかったら風が駆け抜けていった」
「ガタゴトと走る音がしていたがレールが撤去された場所で音が消えた」
そんな噂のある埼玉県の廃線。
#呟怖 http://pic.twitter.com/bvJR3Ua7bv

新道が作られ使われなくなった山道に、忘れられたような神社がある。
お賽銭を入れ、頭を下げる。
「ポン、ポン」
軽く頭を撫でられた。
白い手がお社の中に消え扉が閉じた。
「今年も行ってみようと思うんだ」
そう言って友人は姿を消した。
件の神社にバイクを残して。
#呟怖

いつの頃からだろう。
クローゼットがほんのすこし開いているのに気がついたのは。
普段は何も気にすることなく閉めるのだが、ついに開く瞬間を見てしまった。
そして開いた奥から覗く目を。
縦に二つ並んだ瞳が「ニヤリ」と細められ、消えた。
扉を開ける勇気は、ない。
#呟怖

飲み会の帰り、アパートの一階にハイエースが停まっていた。
「こんな夜中に引っ越しか、業者さんも大変だな」
などと思いながら二階への階段を登る。
翌朝、下の階の住人が行方不明になったと聞いた。
そういえば業者が運んでいた絨毯、ウネウネと動いていたような・・・。
#呟怖

監視モニターに映る人影。
かれこれ一時間程街灯の下にいるだろうか?
同僚に見に行ってもらったのだが
誰もいないと報告が上がった。
モニターにはまだ映っているのに。
携帯でモニターの写真を撮ってみても人影は映らない。
見えているのは自分だけなのだろうか?
#呟怖 http://pic.twitter.com/dSTPi1Zo7g

ごくたまに
「心霊写真が撮れた場所を教えて欲しい」
といわれるのだが申し訳ないがお断りしている。
以前に場所を教えたある方は
「アンタ、あの場所ヤベエよ。
どうしてくれんだよ、オレどうすりゃいいんだよ」
と、まくしたて消息を断った。
#呟怖 http://pic.twitter.com/OedVSTjvFa

とあるお寺の住職にお話を聞かせていただく機会があった。
和室にて歓談中に、背後で障子が開いた。
背中に当たる冷たい風。
強張る住職の顔。
「申し訳ありませんが本日はここまでということで・・・。」
住職が頭を下げるとピシャリと障子が閉じた。
住職は何を見たのか
#呟怖

友人から電話が来た。
「このあいだ会社の同僚とドライブに行ったんだけど、
行った先がどうやら心霊スポットだったらしい。
それでさ、相談にのってほしいんだけど、話を聞いてもらえないかな。」
それを最後に連絡がとれなくなった。
#呟怖

友人Dの周りでは不思議と事故が多い。
そのわりには彼自身は無傷でいる。
ある時、そんな彼を怪しんで記者が周囲を嗅ぎまわりはじめた。
興味を持たなければ彼も長生き出来たのに。
#呟怖

部屋でPCをいじっていると、廊下で何やら音がする。
思わずそちらを振り向くと
L字型のドアノブが「かちゃり」と降りて
「キイッ」とドアが開いた。
無人の廊下が寒々しく続いていた。

深夜に怪談のサイトなど見るものではないな。
そう思ったが悪癖はいまだ治らず。

#呟怖

呟怖を書こうと頭を悩ませているのだが、一向にいいアイデアが出てこない。
「ほんのちょっとでもなにか起こればなぁ、それを書くのに」
思わず呟いた。
すると窓をノックされた。

ここは二階だ。

#呟怖

足音がついてくる。
ヒタヒタヒタ。
水に濡れた複数の足音が。
とりあえず人気のあるところへ行こうと、
食堂へ。
「こちらへどうぞ」と、通された席は八人掛けのテーブル。
居心地が悪いが仕方がない。
隅に座っていると、店員さんが丸椅子を二つ追加し、水のコップを10個並べた。
#呟怖

そういえば聞いたことがある。
一度遺体を川や海に流したあと回収し、神様として祀る風習があると。
川や海を異界として、そこから来るマレビトと見立てているのだろう
そんなことを考えていると、いつの間にか舟はこちら岸に来ていた
揺れる水面に葬列の人影が見えた気がして逃げ帰った
#呟怖

休日に遠出して、とある山中のダム湖へドライブに。
周遊道路を走っていると、葬列を見かけた。
榊の枝を手にした神主を先頭に【舟】を担ぐ人、喪服の男女が湖面へと降りる道に続く。
湖を半周し対岸へ来たとき、思わず車を止めた。
葬列はそのまま湖面へと進み、舟だけが浮かんでいた。
#呟怖

呟怖.ORG | 呟怖

呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。