呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

夜。微睡みだすと、決まって彼女が耳許で怪談を語り始める。甘い吐息と不釣り合いな機械みたいな声で。人はいつか必ず死ぬ。胸の内でそう繰り返しながら、話の途中でいつも僕は眠りに落ちる。だから何も怖くない。最後まで聞けば怖いのかもしれない。朝には枕が濡れている。人はいつか必ず死ぬ。
#呟怖

今朝も始まる恐怖の校門トライアル。生活指導主任の露目呂先生が待ち構える。隙を突いてすり抜けられれば遅刻はノーカン。全員は無理だ。誰かが犠牲になるしか。古地が先陣を切った。後続の尾葉暢が死角を狙う。だがその首に駄理央が噛みついた。どうして毎回こうなる、俺たち存微高校の生徒は。
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もう少し刃を垂直にした方がいいぞ。そうそう。そこまで切り進めたら、今度は反対側のやや横から1cm位切っておけ。そうすると綺麗に……はぁ? あのな……これが一体何かなんてどうでもいいんだよ。俺たちが人間かどうかが既にどうでもいいのと同じくな。よし、切り終えたら後は全裸待機だ。 
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連れてって。切り刻まれた男の子たちが眠るあの丘へ。咲き誇る夏の花。柔らかな冬の陽射し。その裏に常に潜む。血塗れの彼らが。僕たち、いるよ。取り憑くよ。あなたが笑う時、必ず現れるよ。そして〈彼女〉が絞首台の陰から囁く。「楽しんださ。私も、あの子らも」埋めて。あたしを。あの丘に。
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微かな馬の嘶きが耳を掠めた途端、沼地の深みに足が嵌まった。声を上げたが誰もいない。なのに悲鳴、怒号、慟哭。どよめきが重なり増幅し、やがて一個の巨大な音の膜と化して周囲を包むにつれ、足が、全身が痺れてゆく。動けない。硬直。頭が沈む間際、再び馬の嘶きを聞いた。あの、首の無い馬。
#呟怖

《逢異しい炒飯の作り方》

①予め油をよく熱する
②卵は溶かずに割り入れ半熟の状態で具と混ぜる
③ピンポーン「誰か来たみたい」
④「嘘……あなた!」
⑤だが死に別れた夫など最初からいない
⑥自分の顔を鍋に押しつける
⑦手早く切るように炒め/痛める
⑧醤油と断末魔を鍋肌に馴染ませ完成

#呟怖

連載第47回
死よりも辛い魔道巡りの果てに、遂に不倶戴天の敵と相見えたぞ。邪巳王、覚悟!

連載第3271回
〈邪巳様〉とはSNSの集合無意識が生んだ邪な蛇つまり「万人による万人へのストーキング」だと?

連載第567829回
ずっと待(判読不能)皆ひとつに(判読不能)の果てへ行きましょう邪巳君
#呟怖

深夜のコインランドリーに来たが4台の乾燥機は全て使用中。だが待合スペースには女独りだけ。目元を隠した不揃いな前髪。両腕に無数の切り傷痕。唐突に私に近寄り囁くと、何も取り出さず立ち去った。

(乾きにくい子たちですの)

酷く重い粘つくような回転音。

ゴボッ。4台同時に停止した。 
#呟怖

第5回 #空踊怪談賞 あらためて応募要項は以下になりますのでよろしくお願い致します。
https://t.co/3Vsh8yb6YK
#呟怖

彼女はいった。あなたには感謝してる。セックスしなくても私の話を聞いてくれるし、セックスしなくても一緒に寝てくれるし、セックスしなくても優しくしてくれるし。本当は私だってしたいよ。でも、ほら、聴こえるの、頭の中で〈邪悪な音楽〉が。そしたら私の、首だけが、踊って。彼女はいった。
#呟怖

黄ばんだティッシュ。SNSの文面。ビニール袋の中の毛髪。
展示物のテーマが掴めない。
「ここは〈報われなかった愛〉の博物館です」
隣に来た学芸員らしき男が説明した。
「一方的な執着も愛だと?」
「その明確な相違が、誰にわかりましょう」
ふいに私は落涙した。

ナイフは帰り道に捨てた。
#呟怖 https://t.co/hh1XkdKJ6Z

「何かの比喩ではないか?」
党の幹部のみが集まる審議室で、同志Rが質した。
「複数の報告が存在する」
同志Qが応じた。
「しかし、人ではないなどと……」
同志Jが声を潜めた。
突然指を鳴らす音が響き、全員が息を呑んだ。

「ど、どうやって入った……」

同志Kが微笑み、口を大きく開けた。
#呟怖 https://t.co/8LF2ZT9K5l

嵐の晩、姉は出刃包丁を握りしめ「シュトゥルム・ウント・ドラング、シュトゥルム・ウント・ドラング」と叫びながら外へ駆け出し、行方不明になった。

9年後、かつてなく猛烈な台風が上陸した。全てが薙ぎ倒された後の大地には、1本の出刃包丁だけが刺さっていた。

〈衝動よ、理性を超越せよ〉
#呟怖

「泊まっていかれますわね」
戦友の高科智樹の仏前で焼香を済ますと、細君の小夜さんが私を見て髪を掻き上げた。

「小夜さん、何を」
熱い肌と吐息。
「亡夫も……きっと望んでいます……」

(貴様の番だ)

あの記憶の中の戦地の森で、高科と私は動かなくなった少女の裸体を見下ろしている。
#呟怖

友人の高科智樹の家で『御祓戦隊キヨメンジャー』の再放送を見ていたら、ヌメヌメした身体の怪人〈ツキモノスジ〉とキヨメンレッドが取っ組み合うシーンで、高科が突然「あっオナニーしなきゃ!」と叫んでパンツを脱いだので驚いた。えっ、お前も? 

初めて舐めた智樹のは、少し塩辛かった。 
#呟怖

第5回 #空踊怪談賞
お題「性愛怪談」
引き続き作品募集中です。エロいあなたも特にそうじゃないあなたもよろしくお願いします!
#呟怖 https://t.co/jsW1BfUFGM

80年代半ば、当時のヤンキーを題材にしたアーケードゲームがあった。「なめてんじゃねえ」と音声を発するスケバンの敵キャラがいて、いわゆるハメ状態にすると延々と「なめ、なめ、なめ、なめ」と言い続ける。この裏技の最中に精通に達した少年たちは現在〈妖怪なめなめおじさん〉と化している。
#呟怖

@Mishiba_Y 基本的にいきなり見知らぬ他人に引用RTで自分の意見をぶつけてくる人はそういう傾向が強いですね。タメ口だとなおさら(笑)
ところで話は変わりますが #呟怖 でこんなんやってますのでよろしければご参加くださいませ!

第5回 #空踊怪談賞

お題「性愛怪談」

https://t.co/u4fkiocrOd

「もう判ったでしょ。無理なの、私たちには」
諭すように姉が言った。
「でも、次は絶対……」
「駄目だよ。相手の女の子だって困るんだよ?」
僕は項垂れた。
「あの日から、私たちにはこのやり方しかないの」
姉は服を脱いだ。
胸元の卍形の古傷。

同じ部位にある同じ形の僕の傷が疼いた。 
#呟怖

第5回 #空踊怪談賞
お題「性愛怪談」
本日より満を持して開催中です。栄えある5回目の最優秀賞【ソラオドール】は誰の手に!? ご応募お待ちしております!!
#呟怖 https://t.co/jsW1BfUFGM

第5回 #空踊怪談賞 以下の応募要項を厳守願います。

・特定の個人や団体への誹謗中傷及び二次創作はNG
・お一人何作でも応募可
・投稿済の作品を削除の上であれば修正して再投稿可
・過去に #呟怖 タグで投稿した作品以外であれば発表済の作品も可
・作者ご本人による作品の再利用は応募期間含め自由

#このお題で呟怖をください

お題「性愛怪談」

第5回 #空踊怪談賞 のお題です。
締切:8月29日(日)24時

「性愛」は人間限定にあらず。異種間、非生物、グロ、変態、インモラル全てOK。
各賞の選出あり。
#呟怖 タグ必須。
本tweetを引用RTでお願いします。
※ツリーの応募要項を必ずお読み下さい。

〈巨大な4本の矢〉が私を守ってくれるから。事ある毎に小夜はそう言っていた。何その中二病丸出しの設定。寒いわ。でも小夜は常に孤高だった。俺はムカついて、力尽くで小夜とヤッた。ハハ、最低だろ。結局〈巨大な4本の矢〉は小夜を守れなかったってワケ。

そして、なぜだろう。戦争が始まる。
#呟怖

K子さんの家には幼い頃〈サバリ様〉がいたという。サバリ様は普通の中年男性で、日中は仕事をして夜に帰宅する。だがK子さんは一度も父親だと思ったことはなく、母も必ずサバリ様と呼んでいた。一体あれは誰だったのか?
筆者は答えを知っているが、あえて明かさなかった。

景子。お前の為に。
#呟怖

自分の過去の日記というのは恥ずかしいものである。

〈1996年7月27日
虚ろの森で道化師と迷った。目眩く背徳と蠱惑の時間。〉

何だこれは。中二病か。顔から火が出る。

〈2021年7月27日
遂に殺した。森に埋めた。だが内なる声に慄く。道化師とは、もう一人の〉

何だこれは。昨日ではないか。
#呟怖

@shiroyamayama わーありがとうございます!
これ以降は #呟怖 というハッシュタグで創作しておりますので、もし良ければお暇な時にでも↓もご覧になってみてくださいませ!
https://t.co/8rzsg0PMR0

「真似しないでってば!」
「真似しないでってば!」
「バカじゃないの!」
「バカじゃないの!」
「嗜残陰妄経邪大精呪惨死怨佯糞絞虚穴無首尿狂嗟姦殺詛液蛇悪血念茎忍虐」
「嗜残陰妄経邪大精呪惨死怨佯糞絞虚穴無首尿狂嗟姦殺詛液蛇悪血念茎忍虐」
「よし、仕上がったな」
「おまえがな」 
#呟怖 https://t.co/pGaQ130a1V

高科智樹がエロ本の処分に困っているというので、俺たち全員で引き取ることになった。いつもの悪ふざけだ。高科の大量のエロ本を見て皆が笑ったが、一冊だけ裸の女の全身に無数の赤い×が描かれているものがあった。

女の呼吸が止まった。股間から大量出血している。俺たちも赤く染まっている。
#呟怖

赤い月光の下、ただ歩いていた。遠くに暗い海。
ふと思い出した。昔、こんな赤い月の晩、夫が寝床に入ってきて愛撫を始めた。
だが途中で気づいた。夫ではないと。
けれど私は喘ぎ、悶え、絶頂に達した。
あれは。誰。

迫る波の音。潮の匂い。
いや。違う。

(おかえり)

冷たい手が、私を。
#呟怖

路面から昇る暑気が、透明な粘膜のように揺らめく午後。
白い日傘を差した女が、赤いハンカチを落とした。
落ちましたよ。声を掛けたが女は振り向かず、陽炎の向こうに消えた。
折り畳まれたハンカチからは血の匂い。
それを開いたあなたの腕が、足が、頭が、ねじけ、はじける。

真夏が始まる。
#呟怖

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