夏の公園に一人の少女がいました。
その子は木の上で本を読んでおり、横には蝉を食べる青い毛むくじゃらもいます。
「何、その青いの?」
僕が尋ねると少女は「君にも視えるんだ」と本を閉じながら微笑みました。
「キミモ、オトモ、ダチ」
毛むくじゃらは僕に小さなビー玉をくれました。
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