呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

#呟怖
ヒッチハイクで乗せた男は画家だと名乗った。
キャンバスに描かれた少女は今にも動き出しそうだ。
「僕はこの絵に生涯を捧げると誓いました。命尽きるまで描き足し、描き直そうと」

数日後、男を乗せた場所近くに住む一家が全員遺体で見つかった。
両親は惨殺され、娘は虐待死だったという。 https://twitter.com/roku_souko/status/1152641107232055304 

#呟怖
「また出たってね、口裂け女」
「エンカウントしたらどうしよう。ポマードって唱えればいいんだっけ?」
「それもう効かないらしいよ」
「マジか。怪異も進化するんだね」
「でもギャッツビーは効くらしい」
「時代に合わせてきてるぅ」

#呟怖
友人のM美の趣味は通販で買った呪いグッズで浮気した彼氏を呪うこと。
今回のグッズ内容は糸(複数)、お経のようなものが書かれた米粒、何かベトベトしたもの、人の手の模型etc...
「これはね、お弁当とかについてる醤油とかソースの小袋が絶対に手で開かなくなる呪いなの」

何それ不便…。

#呟怖
ふと目覚めてベッドと壁の隙間を見下ろすとお気に入りのテディベアが落ちていた。拾おうと手を伸ばしてギョッとする。
四肢が生身の赤ん坊の手足になっていて、バタバタと動いていた。
ハッと目覚める。夢だった。
何気なく横のテディベアを確認した。
胴体が赤ん坊のそれになっていた。

#呟怖
道路でトカゲがぺしゃんこになっていた。車に轢かれたのだろう。
通りかかった20代半ばくらいの女性が足を留め、ポケットから出した目薬をトカゲに数滴垂らした。
トカゲはみるみるうちに蘇った。
女性は何事もなかったように去り、トカゲも去った。
僕は残っていた尻尾を口に放って味わった。

#呟怖
だいどころのお母さんにおなかがすいたよと言いました。
お母さんは笑ってれいぞうこにスイカがあるよとおしえてくれました。
ぼくは大よろこびでれいぞうこをあけました。
スイカになったおとうさんが真っ赤なしるをしたたらせていました。
お母さん、一人でスイカ割り、ずるいよ。

#呟怖 (実話)
某コンビニに入った時だ。
「だが断る」
という声が聞こえた。
大きな声ではないがやけに辺りに通る男性の声だった。
私は辺りを見渡してみたが他の人は気にしている様子もない。
そのコンビニとそのアニメのコラボの情報もなかった。

誰だか分からないけど、好きなのかな、ジョジョ。

#呟怖
ゲリラ豪雨の中の信号待ちは辛い。
傘を叩く雨音に混じってゴボゴボと排水溝の中を暴れ回る水音が聞こえる。
随分と近くに聞こえるものだとふと周囲を見渡して、俺は固まった。
隣の中年のサラリーマンの口、目、耳、鼻から大量の水が溢れ出て出ていた。
「ごぼっ、ごびゅっ、ぎょぼごびょっ」

#呟怖
地図アプリの覚えのない場所に★マークがつけてあった。
詳細を見ても緯度と経度が表示されるだけ。
ストリートビューに切り替えてギョッとした。
鳥居があった。
それは赤黒い塗料のようなもので道路に大きく描かれていた。
私はその場所を再びタップすると『行きたい場所』に登録した。

#呟怖
咄嗟に耳に当ててしまった受話器から冷たい風のようなものが耳に入り込んできた。
叫んで逃げ帰った俺は、翌日病院に駆け込んだ。
レントゲンを見て医者が目を剥く。
「頭蓋骨に人間の歯が食い込んでいます。まるで耳元を噛んでるみたいだ」
ああ、どおりで昨日からウルさいとオモ てぃ ゃは は https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1135438872576372736 

#呟怖
友人のM美の趣味は通販で買った呪いグッズで浮気した彼氏を呪うこと。
と思ったら急に部屋に変な鏡を飾り始めた。
「何コレ?」
「呪い返し返し。これがあれば呪い返しに遭わなくて済むんだって」
ギィン!と大きな音が部屋に響いた。
「ねっ?」

ねぇM美、アレに弾かれた呪いってどこ行くの?

#呟怖
隣のデスクのSさんは飲み物を少しだけ残す癖がある。
ある日、下心丸出しの上司が「勿体ない。飲んであげよう」とそれを飲み干してしまった。
翌日トイレの個室から半ミイラ化したその上司の遺体が見つかった。
そういえば、飲み物を少しだけ残すのは霊に供えているから…って噂があったような…

#呟怖
梅雨前とは思えぬ暑さに私も彼氏もバテていた。ピクニックは中止だ。
周囲の丘のフチも陽炎のせいか揺れて見える。
あれ?と彼氏が遠くに何かを見つけ、スマホを取り出した。カメラの拡大機能を望遠鏡代わりにするらしい。
何かいた?動物?と私が訊くと

「わ カらナいホ うガい イ……」

#呟怖
猟奇的殺人犯の家宅捜索が行われた。
そこにはテレビもゲーム機も漫画もなかった。
本棚には教育機関の推薦図書や名だたる名著しか並んでおらず、CDは教科書に載っている曲かクラシックのみしか見つからない。
刑事は愕然とした。
「何に影響されてアイツはあんな犯罪を起こしたんだ?」

#呟怖
身を寄せ合ってホテルに入る男女の写真が週刊誌の見開きを飾った。
新たな芸能人の不倫報道に世間は待ってましたとばかりに沸き立ったが、翌日にはメディアはその話題を語らなくなった。
何かの圧力だと憶測が飛び交う中、一つの噂がネットで囁かれ始める。

「相手の女は15年前に死んでいる」

#呟怖
「見てよ婆や。これ、また戻ってきたよ」
それは坊ちゃまが海で拾った少女でした。
屋敷で余程退屈を募らせていたのでしょう、坊ちゃまはあの手この手でその少女を海に沈める遊びを始めました。
幾度浜辺に打ち上げられても少女は息絶えません。
よい玩具を見つけられましたね、坊ちゃま。 https://twitter.com/souichis2/status/1126859900246618112 

#呟怖
ほら、あっち、海が見えるでしょう。
あそこは断崖絶壁になっていてね、自ら帰らぬ人になる人が多いんですわ。
でね、反対側の道から帰ってくるんですよ。帰らぬ人になった人が。
びしょびしょで顔も体もでろでろになって。
あ、あなたもそうなんですか?
綺麗なんで気付きませんでしたわ。 https://twitter.com/moon04cat/status/1127204204035002368 

#呟怖
友人のM美がヤバい。
彼氏に浮気されたらしく、彼氏を呪うべくネットで呪いの儀式セットを買ってしまったらしい。
木靴、おが屑、赤い染料、香のようなもの、変な仮面でワンセット。

「これね、靴を履いたら絶対に左右逆になってしかも直せない呪いをかけられるんだって」

え、何それ怖…。

#呟怖
ほぼ満員の電車の中で長いこと足留めをくらっている。
停車の原因は人身事故で、沢山の赤い塊が俺がいる車両のすぐ側まで飛ばされていた。
乗車客は皆顔を青くしている。
俺の隣、窓際に立っていた若い女が「もう限界」と呟き、スマホで電話をかけ始めた。

「ねぇ今日馬刺し食べ行こ?」

#呟怖
ポストに不在票が入っていた。
表記されているフリーダイヤルの自動音声に従って再配達の手続きをした。
しかし荷物は届かず、不在票だけがポストに溜まる。
業を煮やして運送センターに直接電話をかけて問い詰めた。

「お客様は居ない事になっておりますので」

さも当然かのような声だった。

#呟怖
ああ、ベランダが欲しい。
家賃は申し分のない賃貸だが洗濯物が室内にぶら下がる様はいただけない。カーテンレールは今や針金ハンガーに占拠されている。
ふと視線を感じ、凍りついた。
干された洗濯物を着るかのように、男の顔がハンガーと同じ数だけ並んでいた。

やっぱベランダは必須だな。

#呟怖
粛々と御朱印を書く神職や巫女の元に大蛇のような人の列が出来ている。10時間待ちというのだから驚きだ。
舌打ちをした男の後ろに一つ、御朱印の出来を嗤う女の後ろに二つ、黒い影が立つ。
当然だろう、この様子では神も祟りたくなるというもの。
一部の者は御朱印と共に祟り影を連れ帰った。

#呟怖
川辺を歩いている。
通りゃんせ通りゃんせ…耳からこの童謡が離れない。
突然、一匹の白狐が眼前に降り立った。
「戻れ戻れ。新たな時代の門が開いたというのに迷魂になぞなっては笑い話にもならん」
狐が高らかに一声鳴くと、目が覚めた。
枕元には稲荷神社で買った御守りが置いてあった。

#呟怖
サラダにサラダ豆は欠かせない。
私は鼻歌を歌いながらサラダ豆のパックを開け、ボウルの上で逆さにした。
ボトボトッと何十も落ちてきたのは豆の大きさに切られた人の指。
豆など一粒も入ってなかった。

警察の調べでそれらが全て手の小指の第一関節から先だと分かった。
それも同一人物の。

#呟怖
今日も隣の部屋の騒音が酷い。
宅飲みだか何だか知らないが、ずっと数人の馬鹿でかい笑い声が聞こえてくる。
俺は耐えきれず部屋を出て、その隣の部屋の扉の前に立った。
「あはははははは!!!!あは、あは、あははははははははは!!!!」
1時間ほど笑い続けたら中は静かになっていた。
よし、解決。

#呟怖
見上げれば桜、手には銘酒に映る逆さ桜。
あぁ、良い夜です。
このように見事な漆塗りの盃には紅を落とすのが作法でしょうか。
花見という宴も賑やかでよいものです。
しかし桜を手折るなど、不遜にも程があるというもの。
私は妖、私は神、私は鬼。
私を穢した人間に、罰を与えてやりましょう。 https://twitter.com/txf9xdlpcdsaryk/status/1121261519327514624 

#呟怖
ひらり、と桜の花びらが一枚足元に舞い降りた。
思わず魅入って足を留めた途端、ガラガラという物凄い音と共に数メートル先の工事現場の足場が崩れた。
私は桜に救われたのだ。

一人の若者がその足場の下敷きになって亡くなっていたと知ったのは数日後。
手折った桜の枝を握っていたらしい。

#呟怖
丑の刻。
それはあの世とこの世が一番近づく時間。
私は待っていた。
ガチャリ、と部屋の扉が開く。
彼だ。彼が帰ってきた。
彼は虚ろな目で私の名を呼んでいる。
彼が私の体をすり抜けた。

やっぱり私のことは見えないんだね。
何百回かの触れ合えない逢瀬。
霊感くらい身につけろよ、ばぁか。

#呟怖
え?OK?
OK頂けました!今夜はこちらのお宅にお世話になります!
わ〜、趣きのある廃屋ですね〜!
お食事前は村のしきたりに習って自分の脛をナタで抉ります!
痛レポ苦手ですけど頑張りますね!

「プロデューサー、こんな番組ありましたっけ?」
「面白いしレギュラー化しようか」 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1121397343733944321 

#呟怖
地球の自転軸がズレた。
すると地球上の様々な環境にも変化が起き、幽霊が当たり前に観測されるようになり、幽霊法も成立し、中には職に就く幽霊まで出てきた。
今俺が乗っているフェリーのクルーは何とあのタイタニック号の悲劇で亡くなったらしい。
話聞きたいけど、首無いんだよなあの人。 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1121037180334305280 

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